大相撲初場所14日目・国技館
単独トップの金峰山は霧島をすくい投げで破り、初優勝に王手をかけた。3敗を守った王鵬と千秋楽で対戦する。3敗同士の対決は大関豊昇龍が尊富士を寄り切り、逆転優勝に望みをつないだ。大関大の里は琴桜を押し出し、9勝目を挙げた。
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乗りに乗る金峰山 初優勝に王手
窮地から強引に巻き返せるのは、乗りに乗っている証拠だ。
金峰山は、霧島に両まわしを取られ頭をつけられた。相手十分の形に「少し焦った」。それでも、「落ち着いていけた」。どっしり構えて、外掛け、投げといった攻めに動じず、ここぞと豪快にすくい投げた。
平幕ながら、ここまで2大関を破って2敗を堅守。優勝を争う元大関を退け、初優勝に王手をかけた。八角理事長(元横綱北勝海)が「アドレナリンというのかな。気持ちが高ぶって、力以上のものを出している」と評するほどの充実ぶりだ。
カザフスタン出身の27歳…